
市役所の窓口や、コンビニのマルチ機から出てくるのが、「住民票の写し」です。
市役所で受け取るほうが正式だから「住民票」で、コンビニのは「写し」だ、などというわけではありません。
また、そのように受け取った用紙を、コピー機で1枚10円で複写して得た用紙もまた、住民票の写しではありません。それは、住民票の写しのコピーです。
住民票というのは、市役所に大切に保管されているものです。市民が手に入れるのは、それの写しです。「住民票を取る」と慣用的に言いますが、住民票の写しを得ることです。
しかし、たいていのばあい、市役所やコンビニで手に入れた用紙を「住民票」と呼びますから、
「住民票を提出してください。コピーでも構いません」と指定されれば、住民票の写しをコピーして得た用紙を提出すればいいわけです。ややこしいですね。
下記の漫画がわかりやすくこの事情を描いていますので、どうぞ。